「基礎代謝」とは安静にしている状態のときに生命活動維持のために消費される必要最小限のエネルギー代謝のことです。
人間は生命活動を維持するために呼吸や心拍、体温の維持等を行っていますが、これらで使われるエネルギー消費量が基礎代謝量です。
年齢、性別が同じであれば体の表面積にほぼ比例しますが、この表面積を図るのは困難なため、ふつう体重あたりの基準値が近似値として使われます。
筋肉は臓器の中でもエネルギー消費量が大きいため、男性のほうが基礎代謝は高いことが多く、女性や子供のような筋肉の少ない人は基礎代謝量も低くなります。
基礎代謝と糖質制限ダイエット
糖質制限ダイエットでは、主に炭水化物の摂取を控えます。
炭水化物は基礎代謝の際に即エネルギーとして使われますがたんぱく質や脂質はすぐにエネルギーに変換されず、体脂肪に蓄えられます。
この炭水化物を控えることによって、人間の生命活動の際に欠かせない基礎代謝の際に、炭水化物が変換された糖がすぐにエネルギーとして使われるのではなく、たんぱく質や脂質が変換された体脂肪が使われるようになります。
このようにして、体内の体脂肪を基礎代謝の際にエネルギー源として使うことによって痩せやすい体を手に入れることができます。