β-エンドルフィン

β-エンドルフィンとは、脳内に分泌する神経伝達物質のひとつです。

モルヒネと同様に鎮痛作用や多幸感をもたらすことから、脳内麻薬と呼ばれています。

長時間のマラソンなどでランナーの気分が高揚し、快感や陶酔感を得る「ランナーズハイ」の状態も、このβ-エンドルフィンによる作用だと考えられています。

また、性行為の際や甘いものを食べた後にも、β-エンドルフィンが分泌されることが分かっています。

ヒトが傷を受けた時にすぐに傷の痛みが引いていくのも、β-エンドルフィンの鎮痛作用によるもので、モルヒネの数倍(一説には80倍)の鎮痛作用があると言われています。

β-エンドルフィンと糖質制限ダイエット

甘味物質(甘味料)や糖質を過剰に摂取すると、β-エンドルフィンの増加を招き、これらを制限するとイライラや不安などの症状が出ると言われています。

国際連合が、世界保健機関(WHO)と国際連合食糧農業機関(FAO)に委託した調査によると「食事における砂糖は10%以下の水準にすべきである」という結論に達しており、糖質制限をするように示唆されています。

一方、アメリカ砂糖協会は25%までは「安全である」と主張しています。

しかし、タフツ大学のラットを使った実験では、25%の砂糖水を与えたところ、1ヶ月で依存症状を示すようになり、通常の餌ではなく砂糖水を選ぶようなりました。

砂糖や甘味物質は、β-エンドルフィン受容体を活動させる刺激物質となってしまうのです。

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