BMIは肥満の指標となる体格指数のことです。別名を肥満指数とも言い、肥満や痩せの基準として国際的に認められています。
BMIは、体重を身長の二乗で割ると求めることができます。BMIの標準値に男女の差はなく、どちらも22に設定されており、標準体重もこの数値に身長の二乗をかけることで求めることができます。
BMIの値がこの標準値に近いほど、肥満や痩せによる病気になる確率が低くなるとされ、18.5未満が痩せ、18.5から25未満が標準体格、25から30未満が肥満、30以上は高度肥満と呼ばれます。
以上のように、肥満・痩せにかかわらず、BMIは健康的な体格を判断する上で重要な指標となっています。
BMIと糖質制限ダイエット
BMIの値が標準値から離れていると、有病率が上がってしまう傾向にあります。
BMIが高く、体格が肥満であると判断される場合、糖質制限食にはBMIを標準値に戻す効果が期待できます。
BMIが適切な値であっても、内臓脂肪の量が多い場合には、糖質制限によって脂肪の燃焼を助けることができます。
間違った方法で過剰な糖質制限を実施すると、適切なBMIから遠ざかったり、栄養不足になってしまうことがあります。
いずれの場合も自分で判断せず、医師に相談しながら実施していくことで、効果的にBMIを標準的な値に近づけていくことができます。